Nikon APS-C機初心者が買うべき4つのレンズ【単焦点、標準、望遠、 マクロ】【D3000、D5000、D7000シリーズ】

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デジタル一眼レフを始めて買うよーって方が選ぶのが、APS-C機だろう。Nikonで言えばD3000シリーズ、D5000シリーズ、D7000シリーズだ。Canonなら、EOS kissシリーズか。これらのカメラにはレンズキットがあり、コストパフォーマンスに優れたキットを買うのも賢い選択である。しかし、あえてキットを買わないというひねくれ者に、買うべきレンズを紹介する。

ちなみに、モトモトはひねくれていた。

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レンズキットを買わない3つのメリット

始めに、レンズキットを買わないメリットを説明する。ひねくれ者を増やす布教活動だと思って欲しい。

1つ目のメリット

一つ目のメリットは、キット付属のレンズを捨てる心配をしなくていいことだ。
始めから捨てるとは何事かと思うだろうが、カメラのレンズを捨てるのは面倒くさい。市町村によるが、可燃ゴミか不燃ゴミかだろう。しかし、廃棄される数が少ないからか、問い合わせが必要な場合が多い。
対して個別に買ったレンズは売却することができる。使わなくなったレンズを売却し、新しいレンズの購入資金にすることができるのである。もちろん、レンズキットも売れなくはないが、二束三文である。

2つ目のメリット

二つ目のメリットは、キットレンズよりもかなり質が良いことだ。ダブルズームキットについてくるレンズは18-55mm f/3.5-5.6 VRⅡと55-300 f/4.5-5.6 VRⅠだが、これらは問題を抱えている。
標準ズームの問題は2つあり、狭い上に望遠寄りの焦点距離と3.5という解放F値だ。焦点距離が狭いので、これ1本で日常撮影はまかなえるということはない。望遠寄りなのに望遠が足らないってことになるだろう。さらに解放F値が3.5と暗いので(ズームなので仕方がないが)、もっと明るく!もっと明るいレンズが欲しい!となること間違いなしだ。
望遠レンズの焦点距離と明るさは問題ない。しかし、こいつはスペックでは分かりにくい問題を抱えている。VRⅠという古い世代の手振れ補正機能だ。カメラは望遠であればあるほど手振れの影響が大きくなる。300mm(フルサイズ換算で450mm!)もの距離ならば、手振れ補正はより良いものを選ぶべきだ。VRⅡならより早くピントを合わせることができるので、飛行機や動物など望遠で動く物を撮るときに有利に働く。

VRⅠとVRⅡの違いはこちらが分かりやすい。サマリーだけ読めば、十分なくらいまとまっている。

Difference Between Nikon VR and VR II | Difference Between
Nikon VR vs VR II VR means Vibration Reduction and Nikon already has two lens released with this vital technology, the VR and VR II. The original VR and VR II s...

3つ目のメリット

3つ目のメリットは、所有本数を減らせることだ。上述したとおりキットレンズは問題を抱えているため、写真撮影にハマれば早々に新しいレンズが欲しくなる。頑張れば手に届く価格に欲しいレンズがあるので、どうしても気になってしまう。こうしてズブズブと沼に入っていくのだが、困るのが使わなくなったレンズの保管場所だ。
レンズは通常、防カビとして機密性の高いケースにシリカゲルをいれて保管する。懐とスペースに余裕があれば困らないが、そうでないならキットレンズが邪魔になる時が来る。所有本数を減らせるということは、それだけで大きなメリットとなるのだ。

お勧めレンズ

早速初心者が買うべきレンズを紹介する。
基本的には記載順に揃えていけば問題ないので、焦らず1本づつ揃えてほしい。

単焦点レンズ

第一のレンズは「Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」だ。
Nikonが採算度外視で出しているこのレンズは、最初のレンズに強く勧める。勧める理由は次の3つだ。

第一に、価格である。
解放F値が1.8というスペックで、実売価格で3万円を切るコストパフォーマンスの良さ。この明るさなら昼は透明感のあるボケも楽しめるし、夜はライトやロウソクなどの小さい明かりを使えば幻想的な雰囲気が表現できる。普通に使用するだけでも写真が上手くなったと感じられるはずだ。

第二に、小ささ・軽さだ。
DXマウントで35mmという焦点距離のため、かなり小さくて軽い。
カメラからレンズの先まで52.5mmで200gなので、どこにでもカメラを持ち歩くことができる。初めて一眼レフを買った時はカメラ自体の大きさで、持ち歩きが億劫になるだろう。
小さくて軽いレンズが持ち歩きのハードルを下げるので、1つ目のレンズにもってこいだ。

第三に、単焦点ならではの融通の利かなさだ。
融通が利かない物を勧めるなんて! と思われただろう。
ズームが出来ない単焦点レンズは、自分の足で被写体との距離を調整する必要がある。
同じ被写体でも、近づいて撮った時はどのような写真になるか。離れた場合は? 見下ろした時と、見上げた時には雰囲気がどうなるのか?
ズームが出来ないからこそ、自分が動いて撮影することを覚える。この経験が、ズームを距離以外の目的で使用する考えにつながる。

ぜひレビューを読んで、このレンズの素晴らしさを知ってほしい。

標準ズームレンズ

単焦点レンズで様々な写真を撮り続けると、やりたいこと・撮りたい写真が見えてくる。例えば、「広大な自然が撮りたい!」や「柵の奥にある花を寄りで撮りたい!」などだ。こんな要望に応えてくれるレンズが「Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」だ。このレンズの売りは16mmまで広角側を使える点、かつ85mmまで望遠ができることである。この1本あれば日常撮影は事足りる程、有能なレンズである。

広角側はキットレンズより2mm短いだけだが、APS-C機に置いて広角の2mmは望遠の100mmより価値がある。この2mmのおかげで、広角の楽しさを少しだけ味わうことができるのだ。
望遠側も80mmまであれば、街中でボケを活かした寄りの写真・近くに寄れない場所に咲く花を撮った写真・大きな被写体の一部を強調した写真・動物園の動物を撮影するときに柵をボケで消した写真と色々な表現ができる。

このレンズを買った時は、ぜひ距離以外の目的で焦点距離を利用してほしい。
広角側で被写体に限界までよると、遠近感(パースペクティブ)を強調した写真が撮れたり、自然を撮るときにも、広大さが表現できる。
また、10以上に絞ればかなりパンフォーカスに近くなる。このレンズはキリッとした写真を撮るのが得意なので、絞りをできるだけ大きくして写真全体にピントがあった写真も挑戦してほしい。

同じ景色を広角と望遠で撮り比べた写真を用意したので、距離感の違いを見てみてほしい。

広角側サンプル

望遠側サンプル

どうだろう?
上の写真は広角側で撮ったので、奥行きが強調されている。下の写真は望遠で撮ったので、ギュッと縮んでみえるはずだ。

このレンズは1本で様々な写真が撮れるし、広角側も楽しめるしで言うことなしである。(ボケさせる写真はちょっと苦手だが)

今も一番使っているレンズはこれだし、1本だけ残すならこれにする。
中古なら手を出しやすい価格になていることがあるので、探してみてほしい。
このレンズはメインレンズとして使い続けられるだろう。

望遠ズームレンズ

ここまで来ると、1人で写真を撮りに旅行や動物園、イベントに行けるようになるはず。そうすると欲しくなるのが望遠ズーム! 目では見えない物も、カメラを通せばしっかり写せる。カバの涙とか、キリンの舌の裏とか撮ると興奮するぜ。
ついでにNikon以外のレンズ専門メーカーも気になってきたはずだ。そこでお勧めするのが、「TAMRON 望遠ズームレンズ SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD」だ。

このレンズはAPS-C用ではなくフルサイズ用なので、「いつかはフルサイズ機!」って人でも損はしない。しかも、安い。実売価格で4万円しないはず。
この価格で写りはいいし、このスペックの望遠にしてはコンパクトだ。

12群17枚のレンズ構成で、新規開発したレンズ設計と、特殊硝材XLD(Extra Low Dispersion)レンズを導入することでこの価格ではありえない表現力を生み出している。

このレンズの良さは写りの良さだけではない。
超音波モーター「USD (Ultrasonic Silent Drive)」による素早いピント合わせと、タムロン独自開発の手ぶれ補正機構「VC (Vibration Compensation)」による望遠撮影時の手ぶれ補正だ。先にも述べた通り、望遠撮影時には小さい手ぶれが大きなブレとなって現れる。このレンズはUSDとVCによって制御されているため、被写体のフレーミングとピント合わせを容易にする。

これらの機能が詰まったレンズは、10万円を超えるようなレンズに搭載されているものだ。この価格で買えるのは、このレンズがタムロン60周年を記念して作られたものだからだ。発売してから時間が経ってはいるが、色あせない魅力を持ったレンズである。

ぜひ、メーカーの特設ページで魅力を体感してほしい。

http://www.tamron.co.jp/special/a005/work/
TAMRON | SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
タムロン初、「超音波モーター」「XLD」採用、「手ブレ補正機構」搭載。高画質・高性能プレミアム望遠ズームレンズ、誕生。

アマゾンのレビューも参考になることが書いてあるので、購入前に読んでみるといい。

望遠レンズは写真撮影の楽しさを何倍にも増やしてくれる。
これまで目で見たとおりにしか撮れなかった景色が一変する。
子供の笑顔をアップで撮ってもいい、野に咲く花を浮きだたせてもいい、ペットの自然な動きを隠し撮りしても楽しいだろう。
望遠レンズを手にすることで、これまでできなかったことができるようになる。
この嬉しさを、ぜひ味わってもらいたい。

マクロレンズ

マクロレンズを持てば、さらに新しい表現ができるようになる。

水滴写真

こんな写真、撮りたくなるに決まっている。
マクロの世界はこれまでとは全く違う世界だ。
ではオススメはというと、難しい。
手が出しやすい価格に素晴らしいレンズが2つあるのだ。
1つ目は純正レンズの「Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」、2つ目は「TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用 APS-C専用 G005NII」だ。どちらを買っても失敗はないだろう。

しかし、レンズの明るさを優先し「TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用 APS-C専用 G005NII」をお勧めしよう。
マクロ撮影の醍醐味とも言える前後ボケをより美しく出すには、より明るいレンズが適している。
タムキューと言われ昔から鉄板製品のTAMRON 90mm F2.8 MACROをAPS-C用にデザインしたこの製品ならより美しい写真を生み出せるはずだ。

ポートレートを撮るにも、料理を撮るにも、動物や昆虫にも、花に寄ってみてもいい。マクロレンズで撮れば、自分の写真を作品だと思えるようになる。
ぜひとも、マクロレンズで身近なものを撮った時の美しさを味わってほしい。

最後に

長い文章を最後まで読んでくれて、ありがとう。

以下に、ちょっとしたアドバイスを書いておく。
レンズを買うときの参考になれば幸いだ。

レンズを購入する際は、新品にこだわらない方が良いと思う。
中古でも良品(AB)であれば、日常使いには十分だ。

単焦点は1本は持っておくべきだ。
初心にかえる為に重要な役割を果たす。

マクロを買う際に、始めに買った35mm単焦点は売ってもよい。
マクロも単焦点なので、似たような役割を果たせる。
好みで選んでよい。

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