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18歳の自分に生業となるモノがあっただろうか?

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バズと呼ぶのか炎上と呼ぶのかは知らないが、注目されている記事を読んだ。18歳の男子大学生が、「大学を中退し起業家になる」と宣言したものだ。

いしだの話

狙い通りなのかは分からないが、企業に属す者と属さない(ことを望む)者から様々な意見が飛び交っている。「社会は甘くない」や「若者の挑戦を邪魔するな」と言った意見はまんぷくだし、熱くなるほど自分の仕事に情熱はない。ただ、目安とされる100記事への良いネタとして、ありがたく便乗させて貰おう。

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ラクダについて

意見を言う前に私の背景を説明したい。どんなオッサンが話しているのかが分からないと、オピニオンに厚みがでないだろう。そんなことより、オピニオンとオニオンって似てるね。

大学には6年いた。いわゆるパリピといったグループには所属していないが、ほどほどに満喫したと思う。企業戦士として10年弱働いている三十路越えだ。自らを社畜と呼ぶほどには、真面目に働いていない。中小企業の中では待遇は良いと思うが、かといって大企業のような福利厚生はない。彼の言う、レールに乗って行き着いた先にいるサラリーマンに近いのではないかと感じている。

中退するのがもったいない理由

大学を中退することの賛否はあるだろう。学生として保護された立場というのは得難いものだし、「時間は有限であり学生でいるのはもったいない」というのも分かる。私なら辞めないが、価値観が違うので止めたとしても届かないだろう。なので、大学生という立場を捨てることのもったいなさについてあげてみる。

女子大生と無料で話せる

18歳といえば大学1年生だろう。もちろん同級生は女子大生だし、サークルに所属すればお姉さんもいる。大学1年であれば、クラス会的なものを何度か開催するだけでも一目置かれる存在になれるだろう。君が声をかければクラスがまとまる。クラスのリーダーに優しくされて喜ばない女性はいないだろう。「遊びに行こう」、一言言うだけで手に入るのは学生のうちだけだ。

お姉さんについても、明るくハキハキとしていれば、多少ヒネくれていても可愛がってくれるだろう。人は頼られれば嬉しいものである。経験を積んだ社会人でもそうなのだから、先輩ぶりたい大学生なら余計に嬉しい。女子大生に可愛がって貰える機会は、もう私には得られないだろう。

来年になれば後輩もできる。後輩こそ仲良くなるのは簡単だ。雑用とよばれる仕事について懇切丁寧に説明してあげればいい。仕事について説明し、やってみせ、やらせてみせて、褒めてあげる。こんな簡単なことでも頼りになる先輩だと認識してもらえる。

もし君が学生でなかったら、状況は一変する。女子大生と話すためにお金が発生するのだ。この世界には割り勘なんて甘っちょろいものは無い。ウーロンハイ(アルコール抜き)を1000円越えで奢るしかない。ドリンク無しでも、存在するだけで課金である。

お金を払わずに、女子大生にチヤホヤされる期間は大切にするべきだ。

大学生という価値

最近は多くなってきたとはいえ、大学生ブロガーは一定の価値がある。おじさんが女子大生に惹かれるのと同じように、男子大学生に価値を見出す人もいるだろう。せっかくのブランディングをみすみす手放すのは惜しいことだ。

ブログを書く時間は大学生の方が多い

大学生の夏休み、春休みは長い。おおよそ2ヶ月といったところだろう。対して社会人は5日程度である。起業したてであれば、もっと少ないだろう。人は無制限の時間を上手には使えない。限られた時間の中で集中するからこそ、質の良い活動ができる。日々の授業が億劫だとしても、長くとも終わりのある休みに集中した方が、より質の高い記事を量産できるだろう。学生ならではのネタを手に入れることもできるし。

疑問点

さて話しは変わるが、彼は何をしてお金を稼ぐのだろう? 私の狭い世界では、仕事は2つに分類できる。1つは、他の誰にもできない仕事。もう1つは、他の誰もしたくない仕事。
誰にもできない仕事の代表格はプロスポーツ選手や芸術家だろう。彼らは個人として認められ、その代えがたい才覚をもとにお金を得る。
誰もしたくない仕事の代表格をあげるつもりはない。しかし、多くの仕事は依頼主にとって優先順位の低い事を、お金を出してやってもらっている。

通常、レールに乗って辿り着いた仕事というのは、この2つの性質の間で割合を変えて存在する。一様に見えるサラリーマンでさえ、誰かの代わりを完璧にこなすことはできない。誰にでもできそうな仕事でさえマニュアルが無ければこなせないし、あったとしても完璧なマニュアルを作ることは不可能なので代わりになることはできない。

ここで、自らが18歳だった時の事を考える。少なくとも自分にしかできない仕事というものは無かっただろう。だとすれば、誰でもできる割合が高い仕事を選ばざるを得ない。企業に属していれば将来を見越して経験を積ませて貰えるが、自営業ではそうもいかないだろう。求められる基準をこなしていくことで賃金を得る自営業に経験値の少ない人つくのであれば、誰もがお金を出してでも任せたい仕事をやらざるを得なくなる。私が18歳で起業した場合、経験も能力も無かったので、得られる仕事は効率の悪い・誰もやりたくない事に限られただろう。私には選択できない道を選んだ方達は、それだけで勇気があると思う。何を生業にするのかが想像できないが、世の中をより良く変えてくれることを期待する。

まとめ

無責任で自己中心的な言い方をすれば、彼の起業は良いことしかない。成功したならば、何か新しい価値を生み出してくれるだろう。若者の目標にもなるし、私の生活がより楽しいものに変わるだろう。残念ながら失敗しても、直接の影響はない。多少なりとも道を切り開いてもらえれば、新しい若者の獣道になるだろう。なので私はエールを送る。彼が諦めない限り、頑張れと言い続ける。何も投資するつもりはないけれど、心で思うだけならタダだから。

彼がい何かとを生み出して、それが魅力的な物であれば、その時は購入を検討しよう。クリエイターにとって分かりやすい評価は商品が売れることだろうから。

こんな人間が書いています。
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