2017/08/163 Shares

教育費の積立には低解約返戻金型生命保険がベスト! 投資家目線で解説

uni16040516img_0017_tp_v

投資暦6年目になったラクダです。

Camel

お子様をお持ちの旦那さん、教育費の積立は順調ですか? 昨月娘が生まれた私は、教育費の積立の為に低解約払戻金型生命保険に入りました。色々と貯蓄の方法はありますが、リスクとベネフィットを比べ、教育費の積立としてベストな方法が低解約払戻金型生命保険だからです。学資保険を検討されている方は、一度低解約払戻金型生命保険と比べてみてください。よりお得に積立ができるはずですよ。

注意:当たり前ですが、状況により最も有利になる商品は変わります。教育費の積立は、コントロールできないリスクを最小限にし、その中で最大限のベネフィットを目指しました。

スポンサーリンク



低解約払戻金型生命保険のメリット・デメリット

Money

程解約払戻金型生命保険とは、終身保険の一種です。終身保険ですので、解約するまではずっと保証が続く生命保険です。定期保険ではないので、更新に伴う保険料の値上がりはありません。さらに貯蓄性もあります。だからこそ学資保険の代わりになるんです!

ここまでは普通の終身保険と同じですが、ここからが違います。

まずメリットから。
第一に、同額の保障を得る場合に払い込み金額を抑えることができます。同じ1,000万円の死亡保障を得ようとした場合、通常の終身保険では月額2万3千円程のところ、低解約払戻型の場合は月額2万円弱になるそうです。(もちろん人によります) 
第二に払込みが済んだ後の解約払戻率が凄くいいです。これは払込み保険料を抑えることで、払戻率が良くなるんです。普通の終身保険の払戻率が104%くらいの時、低解約払戻型は122%にもなります。具体的な金額を出してみましょう。払戻金額を860万円とすると、普通の終身保険の累計支払額は820万くらい。保険を買って、40万円くらいプラスですね。それでは低解約払戻型の場合、700万ちょい。同じ保障・同じ払戻金額なのに160万円プラスです。うはうは♪ メリットだけ見たら低解約払戻型の一択ですが、もちろんデメリットもあります。

唯一にして最大のデメリットが、途中解約時の解約払戻率が小さくなってしまうこと。30年かけて支払う契約のところ、10年で解約することになった場合で考えてっみましょう。普通の終身保険では86%程度返ってきます。270万円支払って、234万円くらい返ってくるイメージ。差額は36万円ですね。36万円で10年間保険を買ったと考えましょう。低解約払戻型の場合、234万円を支払って、164万円返ってくる感じ。解約払戻率が70%、70万円で10年間の保障を買うことになります。2倍のッカクですね。このデメリットはかなり大きい!

このことから、低解約払戻型を選択するということは「途中解約はしない、払える金額までに抑える」という固い誓いが必要だということですね。

学資保険より有利な点・不利な点

money

まずは、低解約払戻型生命保険が学資保険に比べて、有利な点・不利な点を説明します。

有利な点

シンプル

名前が長くて分かりにくいですが、学資保険よりもシンプルな商品です。満期まで解約しなければお得な生命保険ですから。

安い

シンプルな分、学資保険よりも安いことが多いです。満足いく保障内容なら、少しでも安いに越したことはありません。

利益率が良い

月々の支払いが抑えられているため、同じ払戻金額でも利益率が高くなります。お得な方が良いですね。

不利な点

入れない可能性がある

生命保険なので、職業や健康状態を理由に加入を断られる可能性があります。学資保険は教育費の貯蓄がメインの商品なので、生命保険を断られた方も加入できることが多いです(ファイナンシャルプランナーより)

子供のケガや病気の保障もつけられる

子供は色々なことに興味を持ちます。それが危険だとしても、急に飛び出してしまうことも。また、免疫力が弱いので病気にもかかりやすい。治療費や入院費がかかることもあるでしょう。万が一亡くなってしまうことも。そんな時の為に、子供用の保障がついていたり、オプションでつけることができる商品もあります。しかし、私は要らないと思います。理由は後述します。

お祝い金がでるプランもある

中学校や高校入学前にお祝い金として10万円程度でるプランもあります。出費が多いタイミングですしね。しかし、私はお祝い金は不要だと考えます。理由は後述します。

学資保険のオプションはいらない理由

Money

学資保険にはケガや病気の保障、お祝い金といったオプションが用意されています。こういったオプションはちょうど良いタイミングでお金を貰えるので嬉しく思えます。しかし、これは多めに支払っていたり、元金を引き出していたりしているだけです。よって、オプションを付ければ付けるほど利益率が下がってしまうんです! だから学資保険にはオプションをつけないでください。

子供がケガや病気をした時にもらえる給付金は不要

保険はリスクに備えるために買うものです。さて、大人のリスクと子供のリスク、どちらに備えるべきでしょうか? リスクを比較する際、問題が起こる可能性問題が起きた時の影響の大きさの2つを考える必要があります。例えば、子供の方がケガや病気をする可能性は高いと思います。しかし、いざケガや病気が起きた時に家計への影響(収入)・治療費の額(支出)は大人の方が大きいです。保険で備えるべきリスクとは、自分では補いきれない大きさの影響を及ぼすリスクです。このことから、子供がケガや病気をした時の給付金は不要です。給付金が出る=その分支払っているだけなので、利益率が下がります。貯金した方がマシです。

お祝い金も不要

学資保険の利点であげたお祝い金。私は不要だと考えます。お祝い金という名前ですが、貯めたお金を強制的に払い戻されているだけですから。貯めたお金が払い戻されると、元金が減ります。減った元金に金利をかけるため、同じ利率でも利益が減ってしまいます。お祝い金が出る学資保険のプランはお勧めしません。

低解約払戻型生命保険なら、子供が生まれる前から加入できる

入れるなら、奥さんが妊娠中も保険に入っていた方が良いです。まだまだピンとこないと思いますが、お腹の中にいる子供も大きくなり、教育費がかかるようになります。もし出産前に働けなくなったら… そう考えたら出産前から入れる低解約払戻型生命保険が良いですね。出産前は忙しくて、ウチは入れませんでしたが…

その他の積立方法との比較

compare

比較内容

低解約払戻金型生命保険を契約する前に比較したのは、以下の7種類です。

  • 学資保険
  • 貯金
  • 定期貯金
  • 国内株中心の投資
  • インデックス型投資信託
  • 個人向け国債
  • ジュニアNISA

本当は保険も外貨建にするかとか、普通のNISAにするかとか投資信託も複数考えました。同じ種類の保険の中にも複数商品がありますが、そこは専門家と相談してください。

検討項目は、以下の4種類です。

  • (私の)死亡保障
  • 値下がりリスク
  • 利益率
  • 積立の自由度

1番重要なのは、お金を稼いでくる私が働けなくなる事態に備えることです。ここの備えを怠って、子供に教育を受けさせられないリスクは必ず回避します。
次に安全性。積立を目的に行うので、値下がりする可能性は出来る限り減らすべきです。投資をする際は、安全性と利益率のどちらを優先させるかを確実に決めましょう。教育費は、大学入学年に大きく値下がりすると困るので、安全性を優先します。
第3に利益率。同程度の安全性であれば、より利益率の高い商品を選びます。ここは個人で調べるよりは、専門家に投げました。
最後に積立の自由度。自分で積立る貯金は自由度が最も高く、必要資金分の個人国債(10年)を一括で買って満期まで売らないというプランを自由度が最も低いとしました。一括より分割、定額より状況に合わせて選択できる物が自由度が高くなります。自由度が高い物は、結局貯まらなかったとならないよう気をつける必要があります。

比較結果

低解約払戻金型生命保険

  • 死亡保障 ★★★★★
  • 安全性 ★★★★★
  • 利益率 ★★
  • 積立の自由度 ★★

生命保険なので、払込が終わってなくても満額保障されます。また、途中解約しなければ、値下がることはありません。教育費として貯めるのであれば払込が終わってからの保有期間が短いので、利益率は、最大でも日本国債並み。定期的に同額を払込む必要があるので、自由度も高くない。

学資保険

  • 死亡保障 ★★★★★
  • 安全性 ★★★★★
  • 利益率 ★
  • 積立の自由度 ★★

親が亡くなった場合、それ以降はお金を払う必要がない。生命保険とは支払われるタイミングが異なるが、契約時の保障額は下回ることがない。ただし、利益率はかなり低く、契約前に比較調査を怠ると元本割れを起こす商品が沢山ある。つまり、払った金額より貰う金額が少なくなる。積立の自由度は低解約払戻型生命保険と同じ。

貯金

  • 死亡保障 ★
  • 安全性 ★★★★★
  • 利益率 ★
  • 積立の自由度 ★★★★★

貯めた金額しか無いので、死亡保障にはならない。安全性は高いが、利益率は最低。積立の自由度も高いが、自由過ぎて貯められない可能性もあり。凄くバランスが悪いので、教育費の積立という意味ではお勧めできない。

定期貯金

  • 死亡保障 ★
  • 安全性 ★★★★★
  • 利益率 ★★
  • 積立の自由度 ★★

貯金から自由度を減らして利益率を増やした商品。貯金から★3つ減らして1つしか増えてないので、お勧めできない。これを選択するなら、保険に入った方が死亡保障の面で有利。

国内株中心の投資

  • 死亡保障 ★
  • 安全性 ★
  • 利益率 ★★★★★
  • 積立の自由度 ★★★★★

もちろん死亡保障は無い。低リスクで運用しても、1ヶ月で10%以上値下がりするのは普通。逆に10%値上がりする可能性もある。リスクをあげれば、1日で10倍以上に増やすことも可能だけれども、0円どころかマイナスもある。貯金と同じで自由度は高い。目標額に到達するかはあなた次第。

インデックス型投資信託

  • 死亡保障 ★
  • 安全性 ★★★
  • 利益率 ★★★
  • 積立の自由度 ★★★★★

死亡保障はありませんね。インデックス型投資信託で大損することは無いでしょうが、株価の影響はしっかり受けます。お金が必要なタイミングで値上がりしているか値下がりしているかは運次第。10年以上積み立てることになると思うので、運用益分損はしにくくなる。販売手数料無料の商品(ノーロード投資信託)で、再投資型にするのは当然、それでも信託報酬と税金で結構利益が持っていかれる。毎月決まった額を購入(ドルコスト平均法)するか、安い時期を狙って買うのかでも結果が変わる。積立の自由度も高いし、ほどほどリスクで、ほどほどリターン。生きているの前提なら悪くない。

アクティブ型は、お金を払ってお金を捨ててもらっているような物なので、思い出作りに使った方がマシ。

個人向け国債

  • 死亡保障 ★★
  • 安全性 ★★★★★
  • 利益率 ★★★
  • 積立の自由度 ★

10年ものを必要な額、一括で買って放っておくパターン。自由度は無い。死亡保障というか、前もって払っちゃうので問題にはならない感じ。日本国債が紙切れに変わる事態が起きたら、他の方法で貯めてても大問題。これだけが危険なことは無い。払えるようであれば、貯金や投資信託よりも楽で安心で利益率が良い。払うってのが、ハードルが高いけどね。

ジュニアNISA

  • 死亡保障 ★
  • 安全性 ★
  • 利益率 ★★★★
  • 積立の自由度 ★★★★★

制限がある分、税金がかからない株式取引。内容は「国内株式中心の投資」とほぼ同じ。ただ、18歳まで引き出せないという、大きなリスクを負う。NISAの制度が途中で終わっても、18歳まで解約不可。これを選ぶなら、親が自分のNISA口座で運用する方が良い。とうせ、親が口座を持っている証券会社でしかジュニアNISAは開けないんだから。

まとめ

Money

学資保険も悪くない商品ですが、低解約払戻金型生命保険という選択肢があることを知ってもらえたでしょうか? どちらを選ぶ方が良いのか、その中ではどの商品がお得なのか? しっかりと比較して選びましょう。

どちらを選択したとしても大事なのは1点だけです。途中で解約した時は大損です。必ず最後まで払い切りましょう! お互い頑張って貯めましょうね(^ ^)

Camel

こんな人間が書いています。
プロフィール